実体経済と証券市場の関係
実体経済と証券市場の関係について初歩的なことで悩んでいます。
株の発行市場で投資をすれば、発行体である企業に直接資金が注入されるので分かりやすいのですが。
通常の株取引では流通市場で売り買いが行われていると思います。
その場合に、投資資金は株発行体には全く無関係な証券市場の別の投資家に流れるだけだと思います。
この2つは同じ投資という言葉を使っていても実質は全く違うように思えてなりません。
証券市場に投資することが、発行体である企業の実体経済活動にプラスになるような影響を及ぼすことができるのか。
ひいては実体経済全体の成長に寄与することができるのか。
書店に出回っている書物を眺めてみても、どうやって儲けるかについてしか書いてありません。
どなたか初心者にもわかりやすく教えていただけないでしょうか。
(旧掲示板より移動:投稿日時 2009-5-8 9:56)
投稿者engine-one投稿日時2010年01月20日(Wed)12時51分 ... (No.32)
Re: 実体経済と証券市場の関係
証券市場は企業と投資家の株の取引をスムーズにする「場」でしかありません。
個人と企業が直接取引を行うと売買がスムーズにいきません。
そこで証券市場が仲介役を担っています。
各証券会社はその証券市場で個人が取引できるような仕組みになっており、
売買に関する注文ツールなどを利用することが可能になっています。
発行市場のみで取引を行うと、投資家が集まりにくく売買が盛んに行われません。
そこで証券市場のような流通市場で投資家を集め売買を盛んに行い、企業は市場より資金を得ようとします。
個人が投資した資金は他の個人に流れているわけではなく、あくまでも証券市場に流れています。
例えば株を売った際は、証券口座の保有残高がすぐに増えますが、その金額はすぐに出金出来ません。
これは一時的に売却金額の残高を表示しているだけで、実際に市場から口座に売却金額が入るには4営業日などの受渡期間を待たなければなりません。
証券市場に投資することが企業の経済活動にプラスになるかどうかですが、これは「プラスになる」と考えてよいかと思います。
証券市場に株を発行している企業は市場より資金を集めるために上場しています。
つまり、株を買ってもらわなければ資金が集まりません。
ディトレードなどにより売り買いがゲーム化されている場合もあり、良く分からない状況になってはおりますが、基本的には上記のようなことだと個人的に認識しております。
PS.
書店にはどうやって儲けるかについてしか書いてありませんという言葉に笑ってしまいました。
良い本が少ないってことなんですかねー
(旧掲示板より移動:投稿日時 2009-5-19 13:23)
投稿者パズー投稿日時2010年01月20日(Wed)12時52分 ... (No.33)
Re: 実体経済と証券市場の関係
「株が大好き」
http://renbajin.exblog.jp/
renbajinharuhiさんにもメールで教えて頂き許可を頂きましたので転載させて頂きます。
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発行市場での投資はよく、流通市場での投資は会社や経済のためにならない。
会社(企業)からみた場合資本の増加という観点で考えればご指摘の点はその通りです。
ただし、言うまでもないことでしょうが、資本増加(発行済み株数の増加)は企業のひと株価値(資産や利益)を薄めることであり、既存株主にはマイナス行為です。
株式市場の健全な発展は株主と企業がWIN,WINの関係を保ちつつともに成長することです。
どちらかが搾取する側、どちらかが搾取される側ではいい関係は成り立ちません。
資本主義とは成長する(成長が必要)経済ということを前提に考えれば、時価総額の増加が利益(の成長)によってもたらされることが必要です。
こうして考えると増資は企業側にとっては利益と考えることはできても既存株主には不利益と考えることができます。
これでは健全な成長とは言えません。
自己資本比率は高いほど安全なのは言うまでもありませんが、不必要なほど(使い道のない)の多額の自己資本は企業の金庫にお金を眠らしてしておくだけで、有効活用されているとは言えません。
お金は血液と同じで一か所にたまって動かないのは全体の経済活動にとってマイナスです。
従ってモノ言う投資家は不必要なほど現金があるならば本来の持ち主である株主に還元するべきだと発言します。
さて流通市場では企業活動のためにならないとお考えですが、ベンチャーキャピタリストのような会社の設立時近くからかかわるハイリスクをもいとわない投資家を別にすれば、ある程度まで安全になった企業に投資したいと考えるのも無理からぬところです。
もちろん法律の加護もなく、すべてわからないところを一から調べる、その代わりハイリターンがほしいと考えるる人もいますが、やはり全体から見ればかなりの少数派でしょう。
そうなると証券取引所などが審査をし、この会社ならば上場して一般の人から資金を集めても持ち逃げなどをせずに、日本経済の健全な発展に寄与してくれるだろうと認めた企業のみを上場させるということになります。
したがって流通市場に上場していない企業は、発行市場においても不特定多数からお金を集める資格がないということになります。
さて流通市場に株式を上場させれば、不特定多数からお金を集める資格を得る代わりに、株式の売買を容認しなければなりません。
身も蓋もない言い方をすれば交換条件ということです。(発行市場と流通市場は表裏一体)
お金を集められる代わりにだれが株を保有しても文句は言えないということです。いやならば上場しない、上場をやめるという選択もあります。
ここで考えてみましょう。
あなたが経営者だとした場合誰に株を持ってほしいですか。(実際には選ぶことはできません)
会社の成長方針に賛同し、長期に保有し、ともにパートナーシップを築く投資家に持ってほしいはずです。
本来は(利益による)時価総額の成長とともに株主の資産価値の増大を図るWIN,WINの関係を図り、それを意図する投資家に持ってもらいたいはずです。
そうすれば、流通市場での投資も会社のため、強いては経済活動全体のためと考えることはできないでしょうか。
実際は様々な人が様々な思惑を持って資本市場に出入りしています。
これを資本市場の負の部分と考えることもできますが、自由な活動を促進するための副作用として容認するというのが現在の考えではないでしょうか。
お金は一か所に停滞するのが経済活動にとっては最悪の状態です。
難しく考えることはできますが「金は天下の回りもの」でなくては円滑な資本市場、経済活動は成り立ちません。
(旧掲示板より移動:投稿日時 2009-5-19 13:47)
投稿者パズー投稿日時2010年01月20日(Wed)12時53分 ... (No.34)

